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2015年5月の2件の記事

2015年5月10日 (日)

2014年12月に読んだ本

 昨年12月は以下のような本を読みました.11月中旬から仕事が忙しく年賀状も大晦日の午後から本格的に書き始めたような状態でしたが,そこそこの冊数を読めたようです.

 昨年後半は多忙や天候不順もあって余り山に登れなかった反動か,山の本の割合が高くなりました.

 

○ 地図のない場所で眠りたい 高野秀行・角幡唯介著 293p.講談社

 実際何処かに行ったのかな?とタイトルに釣られ買いましたが,お二人の対談集でちょっと残念.しかし,お二人が早稲田の探検部出身(ただし時期はかぶらない)だったのを知り,ビックリすると共に,ちょっと尊敬しました.当時の早大探検部の様子が何となく分かり,そのアクティブさが羨ましくまた面白かったです.

 

○ 赤いヤッケの男(文庫D) (MF文庫ダ・ヴィンチ) 安曇潤平著 299p.株式会社メディアファクトリー

 11月に読んだ定本 黒部の山賊 アルプスの怪にも山での色々な不思議が載っていました.この本はフィクションなのでしょうが,なんか聞いたことがあるなとか,なんかありそうだなといったリアル感が漂っています.具体的な地名はT岳とかI沢などとして避けていますが,山をやっていれば直ぐに分かってしまいます.具体的な場所が判る分,余計に怖いですが,ちょっと心温まる?お話も含まれていてホッとします.

 

○ 日御子(上) (講談社文庫) 帚木蓬生著 396p.講談社

○ 日御子(下) (講談社文庫) 帚木蓬生著 365p.講談社

 久々に歴史物しかも小説を読みました.けっこう面白いです.

 タイトルから想像されるように邪馬台国の卑弥呼の時代前後200年ほどの歴史を安曇氏一族(本小説では使譯(しえき/通訳)をする一族とする)の歴史を通じ読み解いています.

 

○ 失われたミカドの秘紋 エルサレムからヤマトへ--「漢字」がすべてを語りだす! (祥伝社文庫) 加治将一著 536p.祥伝社

 文庫本で読みやすそうと思い買いましたが,読んで直ぐに以前ハードカバー版を買って読んでいたのを思い出しました weep 蔵書が増え,本棚に並びきらなくなると,どういう本を持っているか常に確認できなくなるのですが,その弊害ともいえそうです.

 文庫本サイズになって読みやすいから良いか sign03と思い直し完読.「2010年8月に読んだ本」で既に感想を述べていますが,後半のツメが甘い気がしました,それに,著者がちょっと自分の世界に入り込みすぎかな?とも思いますし,主人公のキャラが軽めなので読みやすい反面,内容が軽くなる印象を受けました.

 

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2015年5月 8日 (金)

2014年11月に読んだ本

 だいぶ間が空いてしまいましたが,久々のブログ更新は昨年11月に読んだ本の紹介です.

 当時、感想を書き溜めた本はそのままに,書き忘れたものは機会があれば再読時に感想を紹介したいと思います.

 

○ ネペンテスとその仲間たち 食虫植物ハンドブック 土屋寛文著 127p.双葉社

 一度行ってみたいと思っている兵庫県立フラワーセンターの土井氏の著作兼鉢植え個体(栽培品)の写真集.本のタイトル通りネペンの国内で栽培され ている種(産地別,導入由来別なども詳しい)や雑種(作出や海外からの導入由来に詳し)の写真が大変充実していています.サラセニアも充実していて,両属の 国内流通品のカタログ資料的な価値が非常に大きく市販本には類書がなく持っていて損は無いと思います.元気に育つ植物体から氏の卓越した栽培技術が伺えます.欲を言えば本のサイズを大きくしてA4縦版とし,写真を大きくすると共に,写真上に白抜きで入っていてとても読みづらく植物体に重なっている解説を写真の外に出してもらえるとウレシイ+撮影時期がずれ大半のサラセニアが花が散ったあとの写真であるのが惜しいです.鉢植え写真なので,使っている鉢が駄温鉢とプラ性のスリット鉢が多いのが興味深く,株元を地表面にどれだけ出しているか,どのような用土や植え方をしているかが分かり興味深く勉強になります.第二章として簡単にサラセニア,ネペンテス,ハエトリソウ,モウセンゴケ,ムシトリスミレの各属の栽培方法が載っています.興味深いのはサラセニアとネペンの植え方で,用土を落とし根だけに調整した植物体を植え替える鉢の中に片手で持ち,もう一方の手で周りに水苔を詰めると解説されています.個人的には,鉢に入れる前に根を水苔で包んだ株を鉢に入れてから隙間に水苔を詰めるのが普通と思っていました.故鈴木吉五郎氏がハエトリソウの植え替えの極意とした,水苔の茎を縦方向に揃えたものでハエトリソウの株を包み鉢に植える方法があります.この植え方は,鈴木氏らしいく水苔自生地の観察結果に基づいたもので,自然界では水苔は縦方向に延びることをヒントに,より自生地に近い環境を再現すべく編み出したとも聞きます.想像ですが,土井氏の植え方は同じコンセプトで水苔を縦に揃えようとする技法かもしれません.一度話を伺ってみたいものです.その他,病害虫対策に関する記述は,薬剤を使わない身としては未知の部分も多く大変勉強になりました.

 

○ 伊礼智の「小さな家」70のレシピ (エクスナレッジムック) 伊礼智著 183p.株式会社エスクナレッジ

 感想は次回読んだときに.

 

○ 森と日本人の1500年 (平凡社新書) 田中敦夫著 239p.平凡社

 タイトルには1500年とありますが,主に明治以降の日本の林業や関連政策について必要に応じ江戸時代まで遡って取り扱っています.とはいえ,古代からの日本人の木材利用についてもコンパクトに解説され参考になりました.先日見たNHKスペシャル「明治神宮 不思議の森 〜100年の大実験〜」に出てくる本多静六先生らも載っていて,同番組を見た際には参考になりました.

 大学で習う林学というのがどういうものか不明ですが,恐らく林学(或いは自然保護)に関わる人にとっては参考になる入門書ではないでしょうか.

 

○ 日本は外国人にどう見られていたか (知的生きかた文庫) 「ニッポン再発見」倶楽部著 229p.三笠書房

 戦国時代,幕末〜明治,大正にかけて日本に滞在した多くの西洋人から見た西洋化する前(しきる前)の日本を様々な切り口からコンパクトに概観出来る良書.ザビエル,フロイス,ケンペル,シーボルト,ペリー,モース,フォーチュン,小泉八雲,イザベラバード,ヘボン,シュリーマン等々の著名人から個人的に余り知らない人まで,彼ら・彼女らの著作(しかも和訳版)に直接当たり,しかも出典がキチッと引用文献としてあげられているところが本書の特色であり強みでしょう.この本の取り扱う内容に興味を持つ人は,もちろん原典を読むことが必要と思いますが,この本を読んでから,興味のある原典を読むのも大変効率的であると思います.

 

○ 定本 黒部の山賊 アルプスの怪 伊東正一著 221p.山と渓谷社

 おもしろい sign03

 山の本を殆ど読んだことがないが,面白さに一気に読了してしまいました.雲ノ平,いきた〜い sign03

 

○ ボブという名のストリート・キャット ジェームズ・ボーエン著・服部京子訳 277p.辰巳出版株式会社

 こういう猫との新たな出会いがしたい sign03 cat

 一生幸せになりたかったら猫と友達になりなさい(開高健の本をもじりました coldsweats01)と改めて思いました.

 

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