映画・テレビ

2014年2月11日 (火)

2014年1月に読んだ本

昨日アップした記事「お部屋の片付け」で,蔵書の多さで苦しんでいると書いたばかりで心苦しいのですが,2014年最初の月,以下のような本を読みました.

相変わらずテーマ等無し.興味の赴くままの乱読多読.

活字中毒,継続中.

 

○ 聖徳太子は蘇我入鹿である (ワニ文庫) 関裕二著 285p.KKベストセラーズ

○ 聖徳太子の秘密 「聖者伝説」に隠された実像に迫る (PHP文庫) 関裕二著 251p.PHP研究所

 正月のTV番組か何かで今の教科書には実在が疑われていて聖徳太子という名前が出てこない(少なくとも又の名扱い?)というのをやっていた気がします.触発され,連続して関氏の聖徳太子関連本を読みました.前書は関氏の処女作(1991年発行,1999年文庫化),後書は2005年発行.中身的にはタイト ル通りの過激さで前書の方が正直面白いです.それに比べ後書は太子=入鹿というフレーズ自体殆ど出てこず著者がどうしてなりを潜めたのかの理由を書いて欲しかったと思います.隋の裴世清が来日したときの隋書と日本書紀の記述に違いがあることは聞いていましたが,それ以外にも当時記された書物等の間には色々と矛盾や食い違いがあるようです.実際には原典を読んで確認する必要がありますが,著者の主張するように,この時代には今に続く大和朝廷側が残したくなかった事実があるのかもしれません.

 

○ ニッポン「立ち入り厳禁」地帯 (別冊宝島 2109) 杉山茂勲著 125p.出版社

 なんとういか・・・.こういうの好きです.日本も広いのですね.まだまだ知らないことが沢山.ウソかホントか現代でも怪しい世界が残っているみたいです.

 

○ 人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法 水野敬也・長沼直樹著 158p.文響社

 落ち込むことがあっても,この本を読めば「ニャンとかなる!」かもしれません.猫好きの方は迷わず買うべし sign03

 名言とそれに対応する猫の写真が対になっていますが,どうしてこんなにピッタシなんだ sign02 と思ってしまうような写真が多く,笑ったり,和んだり出来ました.特にお気に入りなのはデブ猫が体重計をのぞき込む「現実から目をそらさない」.拡大コピーして冷蔵庫に貼っています.

 ただし・・・.冒頭,本の扉に「もし道に迷ったら、一番良いのは猫についていくことだ。猫は道に迷わない。」とありますが,この言葉だけはチョッピリ不安です coldsweats01

 

○ 珠玉 (文春文庫) 開高健著 205p.文藝春秋

 開高健の遺作.アクアマリン,ガーネット,ムーンストーンに託された三部作.亡くなったあと直ぐに本を買い,何度も読み返してきた本書.今回,その後に出版された文庫版を久々に読みました.間をおき何度も読んでいると,そのたびに感じることも色々変化してきた気がします.あるいは,そういう意味だったのかと以前は理解できなかったこともチラホラ.

 一作目に出てくるアクアマリンとそれを入れる革袋が欲しくて探したこともありました.酒場の床にまくおが屑,フィッシュアンドチップス,文房清玩・・・.氏の他作品で先に読んだこともあると思いますが,初めの「掌のなかの海」をとっても,色々な言葉自体にも読んだときの思い出があります.

 

○ 東西「駅そば」探訪―和製ファストフードに見る日本の食文化 (交通新聞社新書) 鈴木弘毅著 365p.交通新聞社

 「2010年9月に読んだ本」で紹介した同じ著者のご当地「駅そば」劇場―48杯の丼で味わう日本全国駅そば物語 (交通新聞社新書)の続編的な本です.前書では関東風と関西風の味の境界についての記述がありましたが,本書では関東・関西の駅そばの比較を実際のフィールドワークを元に書かれています.ずっと関東なので,へえといったトリビア的なレベルでも教えられることが多いですが,ちょっとした考察なども入っているのがよいところ.こういった食文化に関する記録は余り活字として記録されていないと思いますので,個人の方の記録とはいえ重要な気がします.

 以前,「とある本の歴史〜「文化麺類学ことはじめ」の場合〜」等で何度か紹介した麺そのものの発生や伝播を世界的に扱った「文化麺類学ことはじめ(現在は改題し「麺の文化史 (講談社学術文庫)」)」同様,楽しい食文化(麺文化)の本としてオススメです.

 

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2013年1月30日 (水)

2012年11・12月に読んだ本

間が空きましたが,昨年の11〜12月分です.

昨年は読書量が本当に少なく,積ん読量の増加が目立ちました.

今年こそ,読みたい本を思う存分読みたいものです.

 

○ 新世紀エヴァンゲリオン (13) 【プレミアム限定版】 (カドカワコミックス・エース) 貞本義行漫画,カラー・GAINAX原作 178p.角川書店

 11月に映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版Q」が封切られるのに合わせコミック本も発売.映画を見る前に早速読みました.今の映画のストーリーとは違いますがコミックも面白いですね.元々興味が無かったのですがリビルドされた映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」をたまたま見てファンになりました.Qは難しかったのでコミックにしてくれるとウレシイです.

 

○ 海のトリトン(1) (手塚治虫漫画全集 (189)) 手塚治虫著 228p.講談社

 2012年の神保町ブックフェスティバル&神田古本まつりで4巻セットを購入.昔の漫画ですが今見ても面白いですね.学生運動っぽい場面や田舎の人にとって東京が怖いところである的な描写から当時の雰囲気が良く伝わってきます.赤ん坊のトリトンが人間に引き取られ高校生?になりルカたちと合流しポセイドン一族との初戦に勝つまでが描かれています.

 

○ 海のトリトン(2) (手塚治虫漫画全集 (190)) 手塚治虫著 260p.講談社

 立て続けに読んだ2巻目はトリトンがピピ子に出会うところから始まりドロテアが死ぬまでのストーリー.昔の漫画ですがとても面白い.一気に読破しました.大亀ガノモスも出てきたので,3巻ではいよいよポセイドンとの戦いでしょう.Go, go !,トリートン♪,go, go, go, go, go, トリートーン♪

 

○ 食べても太らない! 「糖質ゼロ」の健康法 (新書y) 釜池豊秋著 191p.洋泉社

 インスリンの放出をコントロールするために糖質ゼロを目指す食生活を送れば,高血糖・肥満・高脂血症を予防・改善し,スローエイジングを目指せるというのが本書の趣旨と思います.素人なので科学的な根拠が何処まであるか判りませんが,著者の経験を含む実証例を読む限り,興味深い内容となっています.ただし,朝食無し,昼飯出来るだけ少なく,夕食は肉・魚中心,しかも御飯・麺類・糖類はNGという食生活は,飽食の時代ともいえる今日+家族がいる人には,よほどのことが無いとムリかもしれません.個人的には放っておくと似たような食生活になりますが,家族がいるので難しそうに思います.糖尿病に苦しんでいる方が家族の協力を得て初めて実現する食生活かもしれません.

 十分理解できていないところもありますが,糖質代謝と脂質代謝に関する一連の考え方は山登りの参考になると思いました.糖質ゼロの食生活を送れば脂質代謝が良く回るようになる可能性が示唆されていて,これは下界での運動以外のトレーニングになりそうに思います.そういう視点から,もう少し追求してみたら面白そうに思いました.

 

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2012年12月 7日 (金)

BD THE DARK KNIGHT TRILOGY 到着 (2012/12/08)

映画を見たあと注文していたブルーレイ・ディスク "THE DARK KNIGHT TRILOGY"が到着しました happy01

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こちらが3部作全てのBDを納めるフォルダー.

かっこいいですね〜 happy02

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フォルダーを開けたところ.

バット・デザインもステキ good

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こちらが入っていたもの一式.

下列右端(の下の方)にコミックブック,下列中央がフィルムセルカード.

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そしてこちらが上の写真の下列右端のトリロジーブックレット.

これまたかっこいい表紙です shine

映画3作品のメイキングブックのようなものです.

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じっくり映画を楽しみます movie

楽しみ,楽しみ note

 

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2012年11月25日 (日)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版Qを見に行って来ました(2012/11/24)

24日も山にいこうと早起きしました note

しかし5時台の天気予報で目的地方面は降雨の情報 rain

今日も山は諦めました crying

前日23日「のぼうの城」を見に行きましたが,今日も割引デーでしたので「ヱヴァンゲリヲン新劇場版Q」を見に行って来ました movie

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昨晩綺麗だったイルミネーションが消えている朝の映画館.

空も曇ってます.

来る途中,少し雨がパラついた気もします.

やっぱり山に行かなくて良かったみたい.

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最近,TVで前作(序)と前々作(破)をやっていましたね.

このアニメ,以前は興味がありませんでした.

たまたま新劇場版を映画館で見て気に入り今回も見に来ました.

全2作はCGを多用し音楽が効果的に使われていて迫力も有り単純に面白かった.

しかし,のぼうの城の記事へコメントを頂きましたが,本作は?????

冒頭で状況を把握するまでに時間がかかり,すました顔のカヲル君の蕩々と説明する内容について行けず(頭悪いだけ?).

同時上映された「巨神兵東京に現る 劇場版」といい本作の知識が無い人に不親切なストーリー展開といい何となく庵野監督の好き勝手にやってる感が伺われました.

ともあれ内容を理解すべくパンフを買いに行ったら2種類あって,しかも裏にネタバレ注意と書かれラッピングされていました.

ボリュームのある方は資料編らしく,初めから映画見てから勉強せいという用意周到さのようです.

2種類買わせて(しかも資料編の方が値段が高かった),もう一度映画見させて,興行収入も上げようという魂胆もあるかも shock

結局パンフも2種類買っちゃったし,もう一度見に行きそうだし,その作戦に乗っちゃいそうです.

開封してパンフ見なくっちゃ.

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2012年11月24日 (土)

のぼうの城を見に行って来ました(2012/11/23)

連休初日は天気予報通り雨 rain

山登りは断念しました crying

良くいく映画館が割引デーだったので映画を見に行きました movie

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ヱヴァンゲリヲンは一杯だったので,もう一つみたい映画だった「のぼうの城」を見ました.

時折館内から笑い声が聞こえる子供から大人まで楽しめる映画でした.

映画が終わり館内が明るくなるまで殆ど立つ人がいませんでした.

それだけ面白くて皆さん満足だったのかな?

実際,野村萬斎を初めとした出演者の演技も良く,正確さは不明ながら目立たないところまで時代考証など色々考えられているように思いました.

ただし,高松城と忍城の水攻めが出てきましたが,あんなに劇的に増水するのかな?

あれは演出っぽいですね.

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終わって外に出ると既に辺りは暗くなっていました.

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地味ながらイルミネーションが綺麗.

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気分はすっかりクリスマスのようです.

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2012年11月10日 (土)

映画「ヒート」BD買いました

昔の映画「ヒート」のブルーレイ(BD)が発売されたので買いました.

封切り当時,文庫本を読みニールの「十秒フラットで逃げられるように・・・(うろ覚えです)」という言葉にしびれましたが,残念ながら見そびれた映画.

その後,TVを見て一度で良いから映画館でも見たいと思っている数少ない映画の一つ.

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早速見ましたBD.

かっこい~.

メンバー思いで冷静かつ大胆なプロ強盗団のボス ニール,一度食らいついたらブルドックのように執拗にヤマを追う優秀な刑事 ビンセント.

一方は十秒フラットで逃げれるようにと家庭を持たず,一方は事件にのめり込み家庭を顧みず崩壊寸前.

ともに自分の仕事にプロとして誇りを持ち自信を持って行動する漢を,デ・ニーロとアル・パチーノが,この役は自分のためにあると言わんばかりに熱演しています.

見所はやっぱり,二人が喫茶店で話し合うシーンと銀行強盗後の銃撃戦.

かっこいいったらありゃしない.

何度見ても名作だと感じます.

大きなTVと良い音響装置を買いたくなってしまいますが,やはり映画は映画.

是非一度,設備の良い映画館で見てみたいです.

 

 ※ 文庫本は惜しいことに絶版の模様.

   家の文庫本は行方不明.探してみよう.

 

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2012年10月28日 (日)

ジャミラを見た(2012/10/28)

TOKYO MX TVでさっき見たウルトラマン.

今回はジャミラ.

こんな考えされる内容が昭和40年代に出来ていたのですね.

悲しいですね.

以下,TVを見ながらのタイプ(抜けや不正確さはご勘弁下さい).

ムッシュ アラン 「諸君,あれは,いや彼は,我々と同じ人間なのです.」

宇宙開発の失敗を隠した国の宇宙飛行士ジャミラ.

イデ隊員 「俺,やめた.ジャミラと戦うのをやめた.俺たちだってな,いつジャミラと同じ運命になるか知れないんだぞ.」

ムッシュ アラン 「諸君,科学特捜隊パリ本部からの命令を伝える.・・・ジャミラを一匹の怪獣として葬り去れ.」

イデ隊員 「バッカヤロー」

Photo

 

家々を焼き破壊していくジャミラを見てイデ委員.

イデ委員 「くそう,ジャミラ,おまえ人間らしい心を失ったのかよ−」

最後にウルトラマンの手から出る水で濡れて大地をのたうち回るジャミラ.

その声は今までは怪獣のようだったのが人が悲しんで泣いているかのような声に変わり死んでいったジャミラ.

隊長 「ジャミラ,許してくれ.・・・だが良いだろう.おまえのふるさと地球の土だよ」

久しぶりに考えさせられるTVを見た気がしました.

 

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2012年10月 5日 (金)

2012年9月に読んだ本

9月は8月に読んだ本や見た映画関連に始まり,その関連で終わりました.

  

○ クトゥルフ神話への招待 ~遊星からの物体X (扶桑社ミステリー) J・W・キャンベル Jr.,H・P・ラヴクラフト,ラムジー・キャンベル著,増田まもる・尾之上浩司訳 334p.扶桑社

 先月分の最後で次に読もうと書いた本です .J・W・キャンベル Jrの「遊星からの物体X(原題: Who goes there ?)」(1938)は初めて読みましたが傑作ですね.今読んでも十分面白いですし,何度も映画化されるのも頷けます.H・P・L(ラヴクラフト)の幾つかの作品群同様に登場人物の会話が科学的である反面,何となく一抹の不安を含みつつもハッピーエンド風な終わり方に安堵しました.訳の仕方もあるのかも知れませんが,世間から離れて暮らしていたH・P・Lとは違い登場人物のやりとりが自然で人間らしく親しみやすさを感じます.同様に南極を舞台に科学者たちが登場するH・P・Lの「狂気の山脈にて」も本書に掲載すると対になって良かったと思います.H・P・Lの「クトゥルフの叫び」は,創元推理文庫のラヴクラフト全集の訳の方が読み慣れているせいか自分の好みにあっているように感じました.訳者の一人である尾之上氏による後書き的な「クトゥルフ神話の多様性について」を読み,映画のエイリアンやプロメテウスがクトゥルフ神話をモチーフに制作されていたらしいことを知りました.以前記事にした映画プロメテウスを見た感想ーエイリアンやプレデターの関連作品の監督達が,クトゥルフ神話体系で,作家達が独自に作り出した神々や地名や魔道書等を,色々な作家が使いあって新たな作品を作り出しているかのようーも,あながち見当違いではなかったように思えました.

○ るろうに剣心─特筆版─ 上巻 (ジャンプコミックス) 和月伸宏著 156p.集英社

 実写化映画「るろうに剣心」を見た後,コンビニで発見し買ってみました.連載が終わって13年後に書かれた本書.少し画風が変わりましたが,相変わらず上手いですね.好きな絵です.何となくですが,連載(〆切)にとらわれないで,のびのびと描かれている雰囲気が伺われ見ている方もホッと出来ます.内容は大きく2つ,キネマ版と第零幕の2部構成.最後の後書きに当たる部分を読んだら,やはり今回の実写映画化を機会に再びペンをとったとのこと.キネマ版は実写映画化の際にボツになった構成案が元となったパラレル物語.映画と似て非なるストーリーです.第零幕は文字通り原作の初回第一幕に繋がる物語.第一幕は東京を舞台としていますが,第零幕は京都方面から来ると東京の手前にある横浜を舞台にしています.第零幕での横浜でのエピソードを踏まえ第一幕に繋がるように上手く作られています.さすがですね.下巻が楽しみです.

○ 時代小説の愉しみ (講談社文庫) 隆慶一郎著 209p.講談社

 ふと隆慶一郎先生の作品が読みたくなり再読.結果的に「るろうに剣心」→「花の慶二」と週刊少年ジャンプの漫画つながりのようになりました.隆氏を知ったのは漫画の「花の慶二」を見て,元となった隆氏の歴史小説「一夢庵風流記」を知ったのがきっかけです.本書は個別に発表されたものを一冊にまとめたものですが,氏の歴史小説の根底に流れる,歴史上の人物の捉え方,「渡り(わたり)」など漂泊の民へのこだわりが判ります.

 今回読み返し,北条氏康の川越の夜軍に出陣する際の直属軍への檄「・・・、勝敗の決、此一戦に在り、汝等心を一にして、力を協はせ、唯吾向ふ所を視よ」にシビレました.かっこいい sign03 ついでに言うと,初めの方に出てくる小林秀雄氏の「失われた名演説」もかっこいいです.

○ 歴史を考えるヒント (新潮文庫) 網野善彦著 222p.新潮社

 上記の「時代小説の愉しみ」で隆氏が「道道の輩」に触れていたので,久々に網野史学が読みたくなり新刊の本書を読みました.「新刊」といっても,15年前に「歴史の中の言葉」というテーマの講座の内容が雑誌に連載され,それが後にまとめられ本となり,今回文庫本化したというもの.そのため,本書は網野先生の死後出版されたとはいえ,ご自身の推敲が何度もなされていて,より読みやすく内容も充実しているように思います.

 「日本」という国名が出来た時を導入に,「地域名の誕生」などを論じ,「百姓」「芸能」「職人」「市場(市庭)」等,今日も使われている言葉の意味の変遷を扱い,そこから当時の日本の社会について網野先生らしい視点から論じています.全体を通じ,今日も使われている言葉であっても,その言葉が使われていた当時,どのような意味で用いられていたかを確認することの重要性が語られています.言い換えれば,言葉は生きものであって時代や状況の変化と共に変化しうるものであること,何事も鵜呑みにせずに事に当たる姿勢が重要であることとも言い換えることが出来そうです.

 なお,最後の方で,明治時代,日本語の語彙にない外国語に翻訳語を作り出したことについて論じていますが,これは古代,独自の文字を持たなかったとされる日本列島で,大和朝廷が漢字(中国語)を導入し律令や記紀を作った過程とも比較出来たら面白そうに感じました.実際,大和朝廷の中枢で律令等の作成にたずさわった人々が日本列島に古くからいたのか,或いは海外から来た人々を重用したのか等の条件も加味して考察したら面白いそうです.

 また,最後の與那覇愛知県立大学准教授の解説は知識とおつむが足りず刃が立ちませんでした.しかし,網野先生の著作を体系的に読んだ訳でもなく,「無縁・公界・楽」すら読んでいないと言う恥ずかしい状況であることを再認識. 網野史学を良く理解するために,もう少し網野先生の著作を読み込まねばと思いました.

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2012年9月12日 (水)

映画「るろうに剣心」を見に行ってきました(2012/09/08)

またまた映画を見に行ってきました.

今回は「るろうに剣心」.

少年ジャンプに連載されていたマンガがおおもとで,TVアニメ化などされましたが実写版は今回が初めてではないでしょうか?

ちなみにマンガ時代からのファンなのでマンガ,TVアニメのDVDを持っていたりします.

内容的には原作(マンガ)の東京編を元に脚色されています.

詳しく書くのは控えますが,敵方は武田観柳一派で個別対決ではラストの鵜堂刃衛との対決が見所といったところ.

原作のファンでも楽しめる作品と思いますが,ちょっと剣心の動きに無駄が多い気がしなくもありません.

幕末は個人の剣客が活躍した(暗殺)数少ない時代であったのではないかと思うのですが,実際にどの様な剣術が実践的に役にたっていたのだろうかと映画を見ながら思いました.

マンガや映画では派手なアクションにしないと見物にはなりませんが,現実には余り無駄に動き回っては時間がかかり相手に逃げるスキや応援が駆けつける可能性を高めるばかりですし,対複数となれば最小限の動きで対応できないと体力的にも損な気がします.

余り生々しく考えると怖くなってしまいますが,実際はどうだったのでしょうね.

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2012年8月27日 (月)

映画プロメテウス(PROMETHEUS)を見に行ってきました(2012/08/18)

THE DARK KNIGHT RISES(バットマン)に続き,今日(8月18日)は先行公開されていたプロメテウス3Dの映画を見に行ってきました.

本記事では映画の内容に少し触れるので記事を出すタイミングに迷いましたが,一般公開(日本では8月24日)もされたのでアップいたします.

こちらが映画のパンフレット.

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本作はエイリアン・シリーズの最初の監督リドリー・スコット(ブレードランナーの監督でもありますね)の作品です.

予告等ではリドリー・スコットが人類の起源に挑戦したというキャッチフレーズが目立ちますが,本作品はエイリアンの起源やエイリアンでノストロモ号がLV-426惑星で発見した宇宙船や化石化した宇宙人の謎というか関連性にも迫っています.

ある意味,オリジン オブ エイリアンあるいはエイリアン前編,プロローグ オブ エイリアン(エイリアン前日談)といっても良い映画かもしれません.

映画の予告編の画像を見れば判る方はそれと悟ることが出来ますが,エイリアン好き,ギーガ好きの方にも面白いかと思います.

人類もエイリアンも創造主は一緒だ!というのがこの映画の結論でしょう.

ところで,映画のパンフレットを読んで知ったのですが,エイリアンシリーズやプレデターシリーズに出てくるウェイランド・ユタニ・コーポレーションのユタニは湯谷で日本の企業のことだそうです.

思いつくのはエイリアン vs プレデター(AVP)の最後に出てくるユタニさん.顔が暗めで判り辛かったですが,あの女性,どうも日本人っぽくなかった気もします.

プロメテウスは当然として,エイリアンシリーズやAVPシリーズではウエイランドやユタニという人やその名を冠する会社が出てきます.

プレデターシリーズでは過去の映画の内容が過去の事実として触れられたりしています.

今回見に行った映画プロメテウスで向かったのがLV−223という星.前出のようにエイリアンでノストロモ号が探索したのはLV−426.何となく繋がっているようで繋がっていない?のも楽しい.

監督やシリーズが違うのに,過去の作品と関連づけて新作が作られるのは良いですね.

まるでHPL(H・P・ラグクラフト)に始まるクトゥルフ神話体系で,作家達が独自に作り出した神々や地名や魔道書等を,色々な作家が使いあって新たな作品を作り出しているかのよう.

エイリアンやエイリアンの映画の世界観のデザインはH.R.ギーガに発しますが,彼の有名な画集「ネクロノミコン(NECRONOMICON)Ⅰ,Ⅱ」のタイトル自体,HPLが創作し後の作家達が使っている有名な魔道書の名前そのもの.

何か楽しいですし,各映画が有機的に繋がり謎が解かれていくことも期待できるので,監督さん達も楽しんで映画を作り続けて欲しいと思います.

<おまけ 1>

映画を見る際に使った3D映画用メガネ.

今回,3D映画初デビューでしたので,もらえるというので記念にもらってきました.

こんなメガネ一つで3Dになるのも不思議ですが,結構迫力があって楽しむことが出来ました.

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<おまけ 2>

昨日(8月26日)に文庫本を発見.

早速買いました.

今日から海外に出かけますが持っていって読んでみようと思います.

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